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LIBERTY PRINT リバティプリント
SANDOオリジナル / 2023AW / 2023年新定番柄
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リバティプリントは、イギリスはロンドンに店を構える「リバティ百貨店」が作っているオリジナルのプリント生地です。すでにオープンから140年以上が経過しているという老舗のリバティ百貨店が作るプリント生地が、なぜそこまで多くの人々に愛されているのでしょうか?この記事では、リバティプリントについてご紹介していきます。
リバティ百貨店は1875年、東洋のさまざまな工芸品を扱うショップとして誕生しました。その後、リバティのスタイルは、イギリスだけではなく、イタリアなどにも広がります。リバティは1890年代、アール・ヌーヴォー様式に傾倒しますが、イタリアにおいては「スタイル・リバティ」という「様式」と同等の意味を与えられていました。
現在、リバティでもっともよく知られているのは「織物」に違いありません。しかし、ギフトやホームウェア、化粧品などを中心に、さまざまなアイテムを扱っていることは、開店当時と変わりません。
リバティ百貨店のショーウインドウは特に有名で、ディスプレイのための専門チームを持つほど、リバティ百貨店ではディスプレイにこだわっています。リバティ百貨店が送り出す織物は特に日本でも人気で、リバティ百貨店では、日本のトレンドに合わせた商品も展開しています。
リバティプリントは、花柄をイメージする方が多いと思いますが、実はほかにもさまざまなデザインの製品を発表しています。日本でおなじみのキャラクターとのコラボ製品なども発表しており、オリジナルプリントの数は、4万種類を超えるともいわれています。毎年「春夏」「秋冬」の2回発表される「シーズンコレクション」は、テーマやストーリーに基づいて作られる新作です。そのほか、イギリスのクラシックな柄で構成される「クラシックコレクション」、日本でポピュラーな柄で構成される「エターナルコレクション」があり、年間100種類ほどの新作が発表されます。
リバティプリントには、さまざまな生地があります。ここからは、リバティプリントの代表的な生地について、その特徴をご紹介していきます。
タナローンは、極細糸を使用して編まれた、ハイクオリティなコットン生地です。リバティプリントではもっとも一般的な生地であり、リバティプリントといえばタナローン生地といってもよいほどの存在です。このタナローンは、リバティがオリジナル。以前、シルクが手に入りにくくなった頃、そのシルクの質感を再現するために作られたのがタナローンだったのです。当時、リバティロンドン社は、原料の綿花をエチオピア北部にあるタナ湖周辺から調達していました。そのことからタナローンという名前がつけられたといわれています。
リバティプリントのタナローン生地は、タテ糸に70番手、ヨコ糸に100番手の糸が使われています。原料の綿花は「長綿花」という普通の綿花よりも繊維の長い綿花を使っているそうです。これにより密度が高く、軽く、肌になじみやすい生地に仕立てています。
タナローン生地は、シワに強いという特徴があるため、クリーニングに出す必要はありません。家で洗濯可能です。自分で洗濯して、丁寧に陰干しするだけで、長い間、着用することができます。
リバティの生地で、秋冬に欠かせないのが、このコーデュロイ生地です。とてもなめらかなやさしい風合いが特徴で、なんとも美しい毛並みが目を引きます。このコーデュロイ生地で仕上げると、同じ柄でも毛足の分だけ立体感が出ます。
エアリーコット生地は、2014年に発表された、かなり新しい、寒い季節向けの生地です。この生地は、プリントのあとに起毛させているので、ふわりとした感触になっています。柄は、基本的にエターナル柄のなかから選定されます。
インドのマドラス地方で作られている織物と同じような格子柄が特徴的な生地です。このマドラスチェックに、リバティの人気柄を組み合わせて作られるのがマドラスチェック生地です。衣類や雑貨など、さまざまなアイテムに使える汎用性の高い生地です。
フランダースリネン生地は、フランスからベルギー、オランダへとまたがるフランダース地方で作られた、ハイクオリティなリネンを使って作られます。体によくなじみ、夏は涼しく、冬は暖かいという特徴を持つ生地は、洗濯するごとにやわらかくなります。
シャンブレーは、コットンとリネンを50/50でミックスした混合生地です。ハリがあるため、夏向けのカジュアルシャツやワンピース用の生地として使うのがおすすめです。
シェラトンジャージは、生地にほどよい厚みを持つため、裏地を使わずに衣服を縫えます。チュニックやスカート、ワンピースなどに向いている生地です。伸縮性もあるので、縫いやすさもあります。
コットンボイル生地は、低密度で編んだソフトなコットンです。薄く、軽く、さわやかな肌触りなので、夏物に最適な生地だといえます。
ポプリン生地は、コットン98%、ポリウレタン2%で作られた平織り生地です。生地は透けにくい強さとしなやかさを両立し、さらに通気性も確保しています。横方向の伸縮性があるため、ワイシャツによく利用される生地です。
リバティには2種類のシルク生地があります。こちらのシルクサテン生地は光沢が強く、とてもなめらかな生地です。デリケートなので、フォーマルな服に向く生地でしょう。
シルクデシン生地は、撚りの強い糸をヨコ糸に使用して編まれている、薄さとやわらかさが特徴的な生地です。ドレープ性があり、サテン生地とはまったく異なる雰囲気を持ちます。抑えられた光沢からは、品のよさが感じられます。
リバティが発表している一つひとつの柄には、名前がつけられています。そのなかから定番の柄をご紹介していきましょう。
リバティを代表する柄がこちらのベッツィです。洋服以外にもさまざまな製品に使用されている、とてもかわいい花柄です。1933年にDSというイニシャルを持つ人物が、リバティのためにデザインしたといわれていますが、それ以外はわかっていないというミステリアスなところがあります。1982年に「クラシックコレクション」に加えられており、リバティといえばベッツィというほどの人気を得ています。
フェリシテも、ベッツィ同様、花柄の人気デザインです。大小のバラがちりばめられていて、デザインに立体感があります。元々は1933年にデザインされたものですが、2001年の春夏コレクションからクラシックコレクションに加えられています。
芸術の世界に貢献したリバティ創始者のアーサー・ラセンビィ・リバティには、1913年にナイトの称号が与えられています。そのときに記念として発表されたのが、このサー・ピーターです。中世の騎士たちが田園をかっ歩する様、兜や紋章、ユーモラスな動物たちが描かれるなど、とても個性的な柄です。
アデラジャは、星がフィーチャーされたポップな柄で2011年に発表されました。日本でポピュラーな柄が集められた「エターナルコレクション」に加えられています。
リバティプリントについて、その生地や柄についてかんたんにご紹介してきました。120年以上の歴史があり、日本にも多くのファンを持つリバティのコレクションからは、今後も目が離せません。